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投票事務は何をするの?いくらもらえる?

公務員
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公務員は選挙が始まると
所属部署関係なく、全員で選挙事務を行います。

メインの仕事は選挙管理委員会が行いますが、
人手が足りないため、応援と言う形で、
投票事務・開票事務を手伝います。

そして、この投票事務・開票事務を行うと、
給料とは別に手当がもらえます。

このページでは、選挙事務のうち、
投票事務に関して詳しくご紹介します。

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投票事務とは

投票事務では、市民の方がスムーズに投票できるように、
案内します。

例えば、

・選挙権の確認
・投票用紙の配布
・それぞれの投票用紙に何を書くのかの説明
・選挙はがきを忘れた方に選挙はがきの再発行
・字が書けない人のための代筆

などを行います。

また、選挙が適法に行われるように、

・1人が複数回投票する
・選挙権者とは違う人が投票する
・第三者が特定の候補者に投票するように強制する
・投票用紙を持ち帰る

などの行為を防ぐことも仕事になります。

ちなみに、上記のようなことは、そうそうありませんが、
市民の方がよくやってしまいがちなのが、携帯電話での通話です。

投票に一切関係のない電話であっても
携帯電話で「○○さんに投票するように」
と指示されている可能性もあるため、
投票中の携帯電話の使用は禁止されていますので、
ご注意ください。

投票事務従事者の担当ごとの役割

投票事務従事者には、それぞれ担当があります。

自分がどの担当かは、選挙管理委員会からの通知文書に
「○○の任に命ずる」と書いてあるので、そちらをご覧ください。

ただ、通知文書に書かれている担当は、メインの担当であって、
休憩中等はそれぞれの担当と交代するため、
どの担当に代わっても良いように、それぞれの担当が
どういう業務をやっているのかを把握しておく必要があります。

ちなみに、ほとんどの業務は簡単なものばかりなので、
どの業務になっても心配はいりません。

それでは、担当ごとの具体的な業務について、
ご紹介します。

管理者

管理者は、その名の通り、その投票場の管理者です。
主な仕事内容は

・投票場の開場、戸締まり
・投票場設営の準備
・投票における注意事項等の共有
・クレーム処理
・立会人のお世話
・マスコミ等の対応

などを責任者として投票場全体の管理を行います。

記録係

記録係は選挙の投票状況について記録します。
主な仕事は

・投票数の定時確認
・投票数の定時報告
・投票数と投票用紙の枚数確認

などを行います。

業務的には少なく感じますが、
最後まで残って投票数の報告をしなければならず、また
投票数と実際に配布された投票用紙の枚数が符合するまで
確認する必要があるため、かなり責任重大な役割です。

名簿対照係

名簿対照係は、なりすましや二重投票を防ぐために、
持ってきた選挙はがきと名簿とを照らし合わせて
確認する係です。

例えば
本来はA投票所で投票しなければいけない人が
B投票所に来たり、投票所は合っていても
以前の選挙はがきを持ってくる人が中にはいます。

よくあるのが市内から市内に引っ越しをした場合に、
引越し前の投票所に行ってしまうケースが多いです。

当然、両方の投票所で投票される危険性があるため、
決められた投票所以外での投票はどれだけクレームを言っても
認められません。

到着番号整理係

到着番号整理係は、投票に来た人を男女別に
順番にカウントする係です。

そんな係いる?
と思うかもしれませんが、
記録係が投票数の定時確認・定時報告をする際に
使う数字をカウントするため、大事な仕事です。

ただ、確かに投票事務の中では一番簡単で
楽な仕事です。

投票用紙交付係

投票用紙交付係は投票用紙を1枚ずつ交付する係です。

この1枚ずつ交付するのが非常に大変です。

投票用紙は特殊な紙で作られており、
静電気が発生しづらく紙同士がくっつきにくいように
できています。

しかし、それでも交付する際には人的ミスによって
2枚配られる可能性もあります。

最近は1枚ずつ紙が出る機械を使用していますが、
それでもたまに2枚出ることもあるため、
意外と気の抜けない仕事です。

また、投票用紙交付係は、
投票用紙に書く内容が氏名なのか、政党名なのか等を
その都度説明しなければいけないため、けっこう大変な仕事です。

場内整理係

場内整理係は目や足が不自由な人の介助
主な仕事で、そういう特殊な例がなければ、
比較的暇な仕事でした。

しかし、最近では新型コロナウイルス対策として、
検温やアルコール消毒のお願いを場内整理係が
担当することとなったため、他の係同様、常に仕事が
ある役割となっています。

庶務係

庶務係の仕事は各種手続きとして

・選挙はがきを忘れた、紛失した人のための再発行
・投票証明書の発行

などを行います。

また、投票事務従事者の弁当等の手配や買い出しなども
行います。

勤務時間


勤務時間は、投票時間が朝7時から夜20時までのため、
準備と片付け時間を含めると
6時30分集合、20時30分解散の14時間勤務となります。

間に休憩は挟みますが、それでも朝早くから、
長時間勤務しなければならず、また業務内容も
単調な作業のため、けっこうしんどいです。

投票事務の後に開票事務がある場合も

選挙事務には投票事務の他に、開票事務があります。

投票事務だけだと20時に投票が終わり、
片付けをしたら帰れますが、開票事務の人は、
投票事務終了後に開票事務の場所まで移動して、
21時20分ごろから開票事務が始まります。

開票事務も選挙の種類と与えられた役割によって残る時間が変わりますが、
早くても23時くらいまでは仕事をしなければいけません。

得票計算係や記録係だと、本当に最後の最後まで残らなければいけないため、
翌日の2時、3時くらいまでかかります。

計算が合わないときなどは、さらに遅くなり、
投票事務も合わせると24時間以上働くことになることもあります。

次の日が休みなら良いんですが、投票日は日曜日のため、
投票日の翌日は月曜日となり、普通に8時30分には出勤しなければならず、
開票まで当たると、かなりシンドいです。

投票事務でもらえる金額

朝の6時30分から夜の20時までの14時間働いたら、
いくらもらえるのか?

その金額は地方自治体によって異なります。

・勤務した職員ごとの残業代で計算する方法
・全職員の平均給与の残業代で計算する方法

のどちらかで計算するため、この金額!と
明確には言えませんが、田舎の市役所でも約3万円はもらえます。

都市部の自治体だと、地域手当分も含まれるため、
さらに多くもらえるはずです。

選挙事務っていくらもらえるの?
公務員は選挙が始まると 所属部署関係なく、全員で選挙事務を行います。 メインの仕事は選挙管理委員会が行いますが、 人手が足りないため、応援と言う形で、 投票事務・開票事務を手伝います。 そして、この投票事務・開票事務を行うと、 給料とは別に...

まとめ

投票事務自体は、そんなに難しい仕事はしません。
しかし、政治家を決める重要な事務であり、
絶対に不正があってはいけないことのため、
けっこう神経を使います。

また、勤務時間が14時間もあり、
翌日からは普通に出勤もしなければいけないため、
けっこうしんどいです。

1日で給料とは別に約3万円手当をもらえるため、
割の良い仕事かもしれません。

しかし、実際のところ、人気はなく、
やりたがる職員はあまりいません。

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