「公務員は定時で帰れる。」
「公務員は残業を一切しなくて良い。」
と言うイメージが強いと思います。
ただ、ブログなどを見ると
「公務員なのに残業が多い。」
「定時で帰れたことがない。」
などと書かれているのも、よく見かけます。
実際のところ
定時で帰ってアフターファイブを満喫できるのか?
それとも残業であくせくしているのか?
現役公務員がお答えします。
基本的には定時で帰ることができる
皆さんのイメージどおり、基本的には
定時で帰ることができます。
多少遅くなったとしても定時後30分以内に
帰ることができます。
私の場合、税務、議会、福祉、産業経済と
経験しておりますが、福祉部門以外では、
そんな無茶苦茶残業したことはありません。
そして、そのほとんどが残業なしで定時で
帰ることができています。
残業がメインの仕事の部署もある
ただし、部署によっては残業がメイン業務の部署もあります。
例えば庁内のシステムを担当する情報系の部署がそれに該当します。
基本、勤務時間中はシステムが稼働中のため、
システムアップデート等をすることができません。
システムを使用しない定時後、もしくは休日に出勤して更新作業をする
必要があるため、情報系の部署に行けば必然的に残業が多くなります。
正直、この件に関してはフレックスタイム制とかにして
勤務時間を変えれば職員の負担も減りますし、
残業代を出さなくて良い分、財源的にも助かると思うんですが、
行政の悪い部分がふんだんに出ているため、そういう部署は残業が
めちゃくちゃ多いです。
繁忙期や災害の時は残業することがある
普段定時で帰ることができても繁忙期は
残業することがあります。
一番わかりやすい例は税務課で、確定申告の時期ですね。
大体12月くらいから、翌年の6月くらいまでは忙しく、
特に毎年2月16日~3月15日までの1か月間は
ひっきりなしに窓口・電話対応に追われ、
その後はひたすら入力作業をする必要があるため、
0時を過ぎるなんて事がしょっちゅうあります。
それと、災害の時は部署関係なく残業します。
災害の規模によって異なりますが、
災害警戒本部、災害対策本部が設置されると、
避難所を開設したり、すぐに対応できるように
庁舎で待機するため、全員が全員出勤するわけではありませんが
残業があります。
仕事ができない人ほど残業が多い
拘束時間がそもそも時間外であったり、
繁忙期と言うわけでもないにも関わらず
残業が多いと言う人は、そもそも仕事ができない場合が多いです。
1年中が繁忙期なんて言う人は特に
仕事ができない人の典型です。
仕事と作業の違いがわかっていないから
生産性のない些細な部分に時間をかけたり、
普段から不測の事態を予測せずに
ダラダラと過ごしているから残業していることが多いです。
また、ただただ残業代が欲しくて残業している人もいます。
特に高校卒業して、すぐ公務員になった人は手取りが
10万円をきるので、気持ちはわからなくもないですが、
それが当たり前になると、給料が上ってきてからも
お金欲しさに残業するから問題ではあるんですが…。
とは言え、最近は予算がどんどん削られているため、
残業をしても残業代が出なくなりつつあるため、
お金目的の人は減ってくると思います。
残業したくなければPCスキルを身につけよう
配属された部署、繁忙期、災害等、どうしようもない
理由で残業する場合以外で残業せずに定時で帰りたいのであれば、
個人の能力を高めるしかありません。
特に重要なスキルはPCスキルです。
・タッチタイピング
・欲しい情報を取得する検索力
この2つを身につけることができれば、
市町村役場における、あらゆる業務を
圧倒的に効率化・スピードアップを
図ることができます。
「残業をしたくない。」
「いつも残業ばかりで嫌だ!早く帰りたい!」
と思う人は、まずはPCスキル、特に上記2つの能力を
高める努力をしてみることをオススメします。