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地方公務員は出世して部長級になっても年収1,000万円を超えない

公務員
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地方公務員って最高年収いくらもらえるんだろう?
地方公務員を目指す方は非常に気になるところだと思いますので、
ズバッと言ってしまいますが、地方公務員は部長級にまで出世したとしても
年収1,000万円超えません。

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もちろん、地方公務員と言っても
都道府県庁であったり、県庁所在都市であったり、
政令指定都市のように人口の多い都市部であれば、
部長級にまでなると年収1,000万円を超えます。

しかし、そうでない市町村、つまり大半の市町村の部長級は
年収1,000万円超えません。

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部長級の年収は700万円~900万円


では、地方公務員が部長級まで出世したら、
年収いくらもらえるのか?

大体年収700万円~900万円です。

この金額は税金等を引かれる前の金額なので、
税金等を引いた手取り額だと大体529万円~652万円くらいです。

この金額を多いと思うか、少ないと思うかは、
人それぞれですが、市役所で頑張って頑張って
最大まで出世してもらえる年収が1,000万円超えないどころか
年収700万円~900万円です。

ちなみに200万円くらい差がある理由は
公務員の年収は地域差が大きいからです。

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また、部長制をとっている市町村もあれば、
課長制をとっている市町村もあるため、
田舎の市役所ほど出世しても、あまり年収は伸びません。

今後は更に年収が下がる


現在、部長級の方は年収700万円~900万円くらいもらえていますが、
この金額も既に昔と比べて下がっています。

バブル時代の話を聞くと、私が勤めている市役所でも
部長級になれば年収1,000万円超えていました。

しかし、現在は年収850万円くらいなので、年収が150万円くらい下がっています。

この下がった原因はなにか?と言いますと、
現在は55歳を超えると昇給が止まるようになったからです。
今後は昇給が止まる年齢も早まる可能性があります。

また、現在部長級の方が若いときは、特別昇給と言うものが
あったそうです。

この特別昇給と言うのは、通常1年間で1回昇給するところを、
1年間で2回、3回昇給していたらしいです。

「らしいです。」と言うのは、私が地方公務員になってから、
10年経過していますが、今まで1回も特別昇給がないからです。

そのため、昇給が止まる年齢が早まらなくても、
特別昇給がないため、確実にその分の年収は下がります。

もちろん、年収があがらないと言うことは、
最終年収を基準に算出する退職金も下がるわけですから、
生涯年収もどんどん下がっています。

ニュースや新聞で公務員の年収はうなぎのぼりのように
上がっている印象を持っている方もいると思いますが、
公務員の給与は民間企業の給与に追随するため、
実は民間企業の給与が増えたときは減っていたりします。

しかし、そういう部分は報道されず、民間企業の給与が下がっても
公務員の給与が上がるもしくは維持されるところだけフューチャーされるため、
ずっと上がっている印象を受けますが、印象操作をされているだけで、
実際は年々減っているのが実情です。

出世を目指すなら民家企業の方が良い


地方公務員になって出世しても、正直あまり良いことがありません。

地方公務員は知ってのとおり、クビにできません。
つまり、出世しても人事権がありません。

そのため、平職員に指示を出しても
意欲に問題があるのか、能力に問題があるのか不明ですが、
指示どおり仕事をしてくれるとは限りません。

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民間企業であれば給与に差をつけたり、左遷させたり、
最悪クビにしたりできますが、公務員はそれらができないため、
部下に言うことを聞かせるのも一苦労です。

また、出世するほど、市長と議員の板挟みにあうため、
政治対応も必要になります。

上からも下からも責められ、しかも年収は700万円~900万円程度であれば、
民間企業で出世した方が権力も給与もたくさん手に入ります。

以上の理由から、出世欲、意欲、能力も高いのであれば、
公務員で出世を目指すよりも民間企業で出世を目指す方が
得るものは大きいと思います。

ただし、平社員と平職員を比べた場合は、
余程の大手企業でない限りは、公務員の方に軍配が上がると思います。

まとめ


市役所の中でどれだけ頑張って一番出世して
部長級になったとしても、民間企業の課長級と同じか
それ以下の給料にしかなりません。

ニュース等でよく公務員はもらいすぎと報道されますが、
地方公務員の現実はこうなんです。

実際、既に退職された方ですが、当時私の上司であった部長とお話をした時に
自分よりも10歳以上年下の人が役職名は課長であっても自分よりも多くの部下を持ち、
また、給料も200万円以上多い現実を目の当たりにして
ショックだったと言っていました。

そのため、もしも出世して偉くなって、給料もたくさんもらいたいのであれば、
国家公務員、都市部の地方公務員、もしくは民間企業で頑張ることをオススメします。

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