市役所の仕事のイメージ言えば、
・仕事が楽
・定時で始まり、定時で帰れる
・休み多い
・社会保険・給料もちゃんともらえる
なので、市役所でパート・アルバイトとして働きたい!
と言う方、多いと思います。
さらに、市役所のアルバイトは「臨時職員・嘱託職員」から「会計年度任用職員」に変わり、ボーナスが出るようになったり、有給休暇が取りやすくなったりと、
以前にも増して待遇も改善されました。
この変化により、ますます、市役所で働きたい!と言う方が増えたのではないでしょうか?
ただ、実際のところ、会計年度任用職員ってどんな仕事をするの?と慎重な方もいらっしゃると思います。
そこで、そんな不安を払拭してもらえるように、このページでは、会計年度任用職員の業務内容についてご紹介したいと思います。
窓口対応・電話対応
会計年度任用職員のメインの仕事は窓口対応・電話対応です。
住民票等を発行する部署だと、その窓口対応はもちろんですが、市民と直接関わらない部署であっても、電話対応は必ずしなければいけません。
「窓口や電話口で対応しろと言われても、どうしたら良いの!?」
と思うかもしれませんが、安心してください。
会計年度任用職員の方がする対応は基本的に初期対応のみです。
初期対応とは、具体的に言うと、窓口対応の場合は用件を、電話の場合は用件と相手の氏名を聞いて、職員に回せば良いだけです。
ただ電話回すだけだけど、それだけで良いの?と思うかもしれませんが、十分です。
もちろん、対応に慣れてきて、ものすごい簡単な問い合わせの回答までしてくれたら、最高ですが、初期対応をしてくれるだけで、必要最低限の仕事はこなせています。
クレーム対応をすることもある
市役所では、ほぼ毎日のようにどこかでクレームが発生します。
クレームが発生したら、すぐに職員や上司が駆けつけて対応してくれますが、それまでの間は、会計年度任用職員であっても、クレーム対応をしなければいけません。
「パート・アルバイトなのに!?」と思うかもしれませんが、市民から見れば職員と同じで「私たちが払った税金で給料をもらってる人」なので、クレーム対応はしなければいけません。
役所で働く以上は、自分が一切悪くなくても、クレームを言われるものなんだと諦めるしかありません。
外部のお客さんへのお茶出し
部署によっては、外部のお客様が訪れる部署もあります。
例えば、企業誘致の担当課だと、企業の方が訪ねてきますし、その他の部署でも県や国の職員など、市民とは別に様々な団体の方が訪ねてきます。
このように外部の方が訪ねてきたら、主に会計年度任用職員がお客様に対してお茶出しをします。
また、外部のお客様ではありませんが、議会局や議会事務局の場合は、議員が来たらお茶出しをします。
昔は女性がお茶出しをするイメージがあったと思いますが、現在は男性も女性も関係がないため、男性でもお茶出しをします。
お茶を出す順番などを、その都度教えてくれるわけではないため、お茶出しのマナーは覚えておいた方が良いです。
簡単な事務作業
アンケート調査の回答を集計すると言った簡単な入力作業から、グラフの作成、パワーポイントの作成、依頼文書の作成など、パソコンを使った事務作業も会計年度任用職員は行います。
基本的に会計年度任用職員に任せる仕事は、前年度の資料があるため、それらを参考にすればそれほど難しい作業ではなく、比較的簡単に終わります。
ただ、パソコンが苦手な方は前年度の資料を探したり、コピーしたりの作業が多いため、最初は少し苦労するかもしれません。
でも、パソコンが苦手でも、職員が教えてくれますし、すぐに慣れるため、気にする必要はあります。
各種雑用
各種雑用も会計年度任用職員の仕事です。
例えば
・コピーをとる
・資料の作成(ホッチキスどめ、インデックスの作成等)
・いらなくなった資料の処分(ホッチキスを取る、シュレッダーにかける等)
・食器洗い
・郵送の手続き
・会議室の準備
・弁当の注文
などなど、様々な雑用を職員から依頼されるので、それらの対応も会計年度任用職員の仕事です。
正職員と同等またはそれ以上働くことも
フルタイム会計年度任用職員やパートタイム会計年度でも特に優秀な人は正社員と同等またはそれ以上の仕事を任せられることもあります。
例えば、
・介護度の認定
・ケースワーカー業務
・エクセルマクロの作成
・統計分析
・ホームページの記事作成・更新作業
・職員の育成
・説明会資料の作成
・各種イベントの責任者
などなど、会計年度任用職員であっても、仕事ができる人であれば、どんどん仕事が舞い込んできます。
中には、その人がいないと仕事が回らないほどの重鎮になることも可能です。
実際、役所の人事は大体3年~5年で異動になるため、会計年度任用職員の方が一番業務に詳しい職場もけっこうあります。
そうなると、どっちが上司でどっちが部下かもわからないような状況になり、責任は重くなりますが、非常にやりがいのある仕事ができます。
まとめ
会計年度任用職員の業務内容についてまとめました。
基本的には定型的な作業が多く、仕事の流れについても職員が教えてくれるため、何も心配することはありません。
たまにクレームの初期対応など、大変な場面に遭遇することもありますし、心無い言葉を投げかけられることもありますが、ノルマ等はなく、肉体労働でもなく、残業もほとんどなく、残業しても全額残業代が出るため、民間企業で働くよりも働きやすいと思います。
ぜひ一緒に公務員として働きましょう。
「そうは言ってもコネがないと働けないのでは?」
と思う方は下記のページをご覧ください。
コネがあった方が有利ですが、コネがなくても働けますし、コネは簡単に作れるため、何も心配せず、応募してみてください。
その他、会計年度任用職員のメリット・デメリットについては、下記のページを御覧ください。