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世界人口が2064年に97億人でピークを迎え少子化が進む

ニュース・思うこと
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本日の日経新聞の記事によると、
アメリカのワシントン大学が
「人類は2064年に97億人でピークを迎え、もはや人口が
増えることはない。」

と発表したそうです。

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女性の社会進出が原因による少子化


人口が減少に転じる要因として、
女性1人が生涯に産む子供の数を示す特殊出生率が
発展途上地域で1950年代前半の6から2010年代後半に2.6まで
減少したことから女性の教育と社会進出が進んだことが
原因でははないか?
と記事には掲載されていました。

一昔前までは、発展途上地域だと農作業等に
人手が必要であることから、子供をたくさん産んで
家族を増やして、農地を拡大していくイメージがあったんですが、
「FACTFURUNESU」で紹介されていたように、世界は少しずつ変わって
いってるんだなと実感しました。

少子化そのものは良いことではないかもしれませんが、
女性の教育・社会進出が進んでいくことは確実に
良いことだと思うので、世界は着実に良い方向に進んでいるだと
思います。

人口増え続けないメリット


「少子化」と言うキーワードだけ聞くと、
悪いイメージしかないんですが、少なくとも2つのメリットはあると思います。

食料問題

「子供の科学2021/5月号」によりますと、
現在、世界には農地15億haがあるとされ、
理論上は、150億人分の穀物を生産できることになるそうです。

しかし、現状は農業に適した土地が特定の場所に偏っているため、
分配がうまくいかず、人口77億人の現在でも飢えている人がいます。

また、肥沃な土地だからといって、無理な農業を続ければ
農業生産力は低下してしまいます。

培養肉や培養魚の製造や昆虫食の普及などの
対策もとられていますが、まだ実用化には至っていないようなので、
このままでは食料問題から輸出規制や最悪の場合、戦争になるのではないかと
心配していましたが、これ以上増えないのであれば、
なんとか地球上で食料を分配できる目処は立ちそうです。

エネルギー問題

以前は石油が枯渇すると言われていましたが、
年を経るごとに、探査の技術が向上し、埋蔵量が増加傾向と
なっているため、すぐになくなるわけではありません。

しかし、現在問題なのは二酸化炭素排出による地球温暖化です。

人口が増え続け、また地域が発展して電子機器等を
使う人が増えると、今よりも更にエネルギーを使うようになります。

そして、エネルギーを使えば使うほど、二酸化炭素を排出するため、
地球温暖化が加速します。

地球温暖化は、すでに待ったなしの状況になっており、
日本でも大手電気会社で太陽光パネルの無料設置を開始したり、
洋上風力発電を設置するなど、クリーンエネルギーを
活用する努力をしていますが、まだまだ十分とは言えない状況です。

クリーンエネルギー関連の研究も進んでおり、例えば
灰チタン石を活用することで、太陽光パネルの変換効率が
現状の約20%から3倍の約60%まで飛躍的に伸びていますが、
実用化までは至っていません。

エネルギー問題と地球温暖化に関しては、
人口のピークがわかったことは良いことだったのではないかと思います。

人口が減少するデメリット


人口がある一定以上増えないことは良いことですが、
2064年にピークを迎え、それ以降下がり続けるのは、
それはそれで問題があります。

労働力の低下

人口減少のデメリットは何と言っても
労働力の低下です。

働き手がいなくなると、生産性が落ちるため、
経済が回らなくなり、今までと同じ生活水準を
維持することができなくなってしまいます。

どこかで人口減少に歯止めがかかれば良いんですが、
残念ながら現状人口減少から人口増加に押し戻すのに
成功した国はほぼなく、どこまで下がり続けるのか
見通しが立たないところが怖いところです。

テクノロジーの活用が必須


人口が減少し、生産性が下がったとしても、
今までと同じ、もしくは今まで以上の生活水準を
維持しようとするならばテクノロジーの活用が必須です。

AI、自動運転、EVTOLなど技術の進歩は目覚ましく、
自分の知らないうちに、どんどん新たなものが生み出されています。

直近では、アメリカの企業「テスラ」はヒト型ロボットの
開発に乗り出し、2022年にプロトタイプの
完成を目指すと発表しました。

あまりの進歩のスピードに付いていけず、加えて
「AIに仕事を取られるかもしれない・・・」
と、不安になりラッダイト運動のように
拒否反応を示す人も多いと思います。

特に公務員は前段階であるマニュアル可ですら、
ものすごい拒否反応を示す人が多いんですが、
世界の流れを観察していると、自然淘汰されないためには、
テクノロジーに適応していく生き方をするしかなさそうです。

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